HinotoYasuakiraの感じたままに

真の主権国家たれ。真の平和国家たれ。真の平等国家たれ。真の自給国家たれ。

松方弘樹氏の訃報を受けて。

高倉健が逝き、菅原文太が逝き、松方弘樹が逝った。梅宮辰夫も危ないと聞く。東映の往年の名優が次々にこの世を去って行く。悲しみは当然のことながら付いて回るが、言うまでもなくこれは人間として生まれた定めなのだから致し方ない。自分に振り返っても死ぬのは理解している。ただ問題はどう死ぬかである。これは言わずもがなで、どう生きるかに通じる。三人に一人が癌に罹る時代である。死を目の前にしたとき、どういう選択をするかが死への道を左右する時代になった。つまり、死を考えるということは医療を考えるということだ。医療と人間の関係は、いま非常に難しい時代に入っている。早期発見、早期治療が叫ばれるが、おそらくこの考え方には大きな落とし穴があると私は考える。医療に携わる者の一人として、人間に与えられた自然治癒力や寿命というものに対してもっと人間そのものの研究を進める必要があるだろう。でなければ、数値がすべてを支配し、命の裏に隠された天命を見誤ることに繫がるのではないかと考える。

 

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